10.12020
「SUPER耐久シリーズ 富士SUPER TEC 24時間レース PIT整備士研修」に整備部の沖氏が参加
「SUPER耐久 PIT整備士研修(24時間レース)」に参加した整備部の沖氏にインタビュー
____Q1:ご自身のご紹介をお願いします。
神奈川石油販売株式会社 整備部整備課の沖です。普段は大型バス、トラック、乗用車の整備、車検、一般修理を担当しております。入社4年目になります。よろしくお願いします。
____Q2:今回参加されるにあたり、どういう意識をご自身持たれて臨みましたか。
レースのPIT整備士研修ということで、作業スピードが求められているので、いかに効率良く動くかということに注力しました。しかも、雑な作業ではレース事故に繋がってしまうので、正確さも求められます。
スピードと精度の高さをどのように共存させていくか体感したいと意気込んで臨みました。
レースの裏側のピットクルーなんて普通入れる所ではないので、ワクワク感と、どのような最新技術が使われているのかを知りたい一心で参加しました。
____Q3:今回参考になったことは何ですか。いくつか教えてください。
レースという勝負の世界なので、1台あたりに入る人数も多かったです。使用している道具も、全員に効率良く行き渡るように工夫されていると思いました。しかも、道具を取りに行く時間も短縮されるように計算されています。
道具にトルクレンチの数値など詳細な情報が直接表示されているので無駄もありません。この点、非常に参考になりました。
車の構造も、乗用車などとは全然違うことも驚きでした。レースカーから足が出て持ち上がり、タイヤを触れるだなんて、近未来的でレースの世界ならでは。
普段は位置の微調整をしながらリフトで車を持ち上げているのですが、レースの世界では一発勝負。1秒一ミリの熾烈な競争なので、少しでも時間がかからないように工夫されていました。
また、今回は猛暑の中、新型コロナウイルス感染症対策もしなければならなかったのですが、現場での徹底した対策方法も参考になりました。
____Q4:今回得た経験を、ご自身なりに現場にどう還元していきたいですか。
違う現場を見られたことが良い刺激になり、モチベーションが非常にあがりましたので、この経験を普段の現場にも活かしていきたいです。シーバーでリーダーとすぐ連絡が取れ、声かけもしっかりされていたので、その点をまず見習って実践していきたいです。
研修中はとても気が張っていましたが、アットホームな会社に戻ってきたらホッとした感もあります。しかし、レース中の気持ちを忘れずに、常に気を引き締めて現場で実践できることにひとつずつ取り組んでいきたいです。
____Q5:最後にこの貴重な経験を振り返り、総括をお願いします。
入りたくても入れないようなレース場に立ち、精鋭達の本気の作業を目の当たりにできたことは大変面白く、非常に勉強になりました。
共用工具の数や配置の見直し、効率的な作業人数、数値の見える化による確認時間の削減など、大変参考になりました。作業員同士の声かけもしっかりしていきたいです。
カーレースの裏側の生の空気を味わえたという経験は、一生の思い出です。貴重な体験をありがとうございました。
協力
カテゴリ:SUPER耐久 開幕戦 富士24hレース
チーム:FLORAL RACING With UEMATSU
監督:彦田訓昌
チーフメカニック:國松宏二
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